旧前田家本邸茶室待合
旧前田家本邸は、旧加賀藩主前田家の本邸である。16代当主の侯爵前田利為が大正15年に本郷から駒場への本邸移転を決定し、昭和4年に洋館、同5年に和館が竣工した。基本計画は塚本靖で、設計は洋館を高橋貞太郎、和館を佐々木岩次郎、茶室を木村清兵衛が担当した。洋館は、英国風の重厚な意匠でまとめられ、家政の諸室も取り込んで、洋館だけで日常の生活が完結する。留学や駐在武官としてヨーロッパでの生活が長い利為の希望を反映している。和館は、外国賓客に日本文化を伝える目的で建設された迎賓施設に特化した近代和風建築である。旧前田家本邸は、旧大名家が建設した和洋2館からなる住宅建築で、昭和初期における貴顕の生活像が表現された建物として高い価値が認められる。
棟名 | 茶室待合 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 昭和 |
西暦 | 1930 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積6.23、切妻造、銅板葺 |
指定番号 | 2595 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20130807.0 |
所在都道府県 | 東京都 |
所在地 | 東京都目黒区駒場四丁目861番 |
所有者名 | 国(財務省),東京都,目黒区 |
管理団体・管理責任者名 | 目黒区 |