吉田家住宅(埼玉県比企郡小川町)
小川町は、関東平野の西端に接する比企丘陵に位置し、古くから養蚕と製紙で知られている。吉田家はこの地の農家である。
主屋は寄棟造、茅葺、間取りは当初、広い土間と板間、および二室の座敷から構成されており、関東地方における古い農家の典型的な形式であった。現在は田の字形に改造されている。
この建物は、座敷の上に養蚕用の二階が作ってあり、この二階がある側面の屋根の軒先が切りあげられている。養蚕の影響が家の造りにあらわれた最も早い例として注目される。また大きな改造がなく、建築当初から現在にいたる間取りの変遷もよくわかる。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近世以前/民家 |
時代 | 江戸中期 |
西暦 | 1721 |
構造及び形式等 | 桁行21.0m、梁間10.6m、寄棟造、一部二階、茅葺、南面、西面、北面庇付 |
指定番号 | 2214 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19890519.0 |
所在都道府県 | 埼玉県 |
所在地 | 埼玉県比企郡小川町大字勝呂字西浦424番地 |