榛名神社随神門

榛名神社は,榛名山の南中腹にあり,6世紀末の創建と伝えられている。
境内の中心は御姿岩と呼ばれる奇岩が聳える平坦地にあり,御姿岩の南下に文化3年(1806)に完成した本社・幣殿・拝殿が建つ。この周囲には,国祖社,神楽殿,双龍門などが建ち並び,南に神幸殿や随神門が離れて位置している。
榛名神社の中心の本社・幣殿・拝殿は,精緻な彫物と濃密な彩色が変化に富んだ全体構成と見事に調和した,いわゆる権現造の複合建築である。
本社・幣殿・拝殿だけでなく,唐破風造の神楽殿,軒唐破風や彫物などの装飾性に富んだ双龍門や随神門など,江戸後期の北関東を代表する優品といえる。
榛名神社の建築群は,奇岩が周囲を囲んだ独特な環境にあって存在感のある造形を具備した建築であり,高い価値がある。

棟名 随神門
員数 1棟
種別 近世以前/神社
時代 江戸末期
西暦 1847
構造及び形式等 三間一戸八脚門、入母屋造、前後軒唐破風付、銅板葺
指定番号 2471
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20051227.0
所在都道府県 群馬県
所在地 群馬県高崎市榛名町
所有者名 榛名神社
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