旧富岡製糸場下水竇及び外竇

旧富岡製糸場は,明治政府の殖産興業政策に基づいて設立された官営の模範器械製糸工場である。
明治4年3月に起工,翌5年7月に繰糸所と東西の置繭所が落成,同年10月4日に開業した。繰糸所は平屋建,東西の置繭所は2階建で,ともに桁行100m以上の大規模な木骨煉瓦造である。
旧富岡製糸場の繰糸所,東西の置繭所等は,明治初期の官営製糸工場遺構で,開業時に近い時期の主要生産施設がほぼ完存しており,高い歴史的価値がある。
また,木骨煉瓦造を中心とした我が国最初期の西洋式建築の構造技術や建築技法を伝えており,学術的に高い価値がある。

棟名 下水竇及び外竇
員数 1所
種別 近代/産業・交通・土木
時代 明治
西暦 1872
構造及び形式等 下水竇 煉瓦造、延長186.0m 外竇 石造及び煉瓦造、延長135.1m
指定番号 2482
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20060705.0
所在都道府県 群馬県
所在地 群馬県富岡市富岡1番地
所有者名 富岡市
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