権現堂神殿
権現堂は慶長十九年(一六一四)に創建されたが、明和八年(一七七一)大津波のため破壊され、その後再建された。
神殿は三間社流造の本殿で、細部手法に特色がある。牡丹の浮彫りを付けた棒状の肘木、波と鬼を彫った板蟇股、唐獅子をはめ込んだ登高欄、竜を刻んだ方立など、本土の神社建築にはあまり例をみない。拝殿と表門及び周囲の石牆も、沖縄地方独特の形式手法をもつ。
戦災で伝統的な建造物の多くを失った沖縄においては、本格的な近世社寺建築の唯一の遺構であり、また、我国の最南端に位置する遺構でもある。
棟名 | 神殿 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/神社 |
時代 | 江戸後期 |
西暦 | 1786頃 |
構造及び形式等 | 三間社流造、本瓦葺 |
指定番号 | 2121 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19810605.0 |
所在都道府県 | 沖縄県 |
所在地 | 沖縄県石垣市字石垣285番地 |
所有者名 | 石垣市 |