新垣家住宅(沖縄県那覇市壺屋)登窯

新垣家住宅は,那覇市国際通りの南東方に広がる壺屋地区にある。
主屋は,「うふや」とその西に一間南にずれて接続する「とんぐわ」からなる。作業場は作陶のための施設で,離れも,もと作業場であった。登窯は粘土造で,
九房の焼成室を連ねる。
中心となる主屋は19世紀後半までに建築されたとみられ,遅くとも明治末年頃までに,現在の屋敷構えが整えられたと考えられる。
新垣家住宅は,沖縄陶業の拠点であった壺屋地区に唯一残る陶工の住宅であり,石牆をめぐらした大規模な屋敷を構えており,貴重である。
主屋を中心に,作業場,離れ,登窯をはじめ,施設のほぼ全容を残し,沖縄の民家及び壺屋の歴史を知る上で,欠くことのできない重要である。

棟名 登窯
員数 1棟
種別 近世以前/民家
時代 明治
西暦 1911以前
構造及び形式等 延長22.7m、幅4.0m、連房式登窯、焚場、燃焼室、焼成室9房、 排煙口からなる、 上屋 桁行19.6m、梁間4.0m、寄棟造、本瓦及び鉄板葺
指定番号 2423
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20021226.0
所在都道府県 沖縄県
所在地 沖縄県那覇市壺屋一丁目28番32号
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