八千代座
山鹿市の町なかにある劇場で、劇場建設組合を設立し、資金を集めて建築された。建物は規模の大きな二階建で、内外とも和風の意匠によっているが、小屋は木造の洋小屋となっている。廻り舞台、奈落、客席、楽屋など当初の姿をよく残している。また建設当時の文書類も受け継がれており、建築事情が知られる。
八千代座は、江戸時代の伝統を受け継いだ本格的な芝居小屋で、全体に保存も良く、この種の建築が少なくなった現在、貴重な遺構である。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近代/文化施設 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1910 |
構造及び形式等 | 桁行35.3m、梁間30.6m、二階建、入母屋造、妻入、正面庇、 庇上両端二階付、入母屋造、客席・左右両面二段庇、 舞台及び楽屋廻り三面下屋付、奈落を含む、桟瓦葺、便所及び渡廊下附属 |
指定番号 | 2208 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19881219.0 |
所在都道府県 | 熊本県 |
所在地 | 熊本県山鹿市大字山鹿1499番地 |
所有者名 | 山鹿市 |