阿蘇神社楼門

阿蘇神社は,古くから肥後一の宮として崇敬され,境内正面に楼門と,その左右の神幸門と還御門を構え,その後方に一の神殿と二の神殿及び三の神殿が建って,左右対称の境内を構成している。
社殿は,天保6年(1835)から嘉永(かえい)3年(1850)にかけての社殿再興事業で建てられ,大工棟梁は,水民元吉が務めた。一,二の神殿は入母屋造の五間社で,三の神殿は三間社流造,楼門は三間一戸二階二重門で,神幸門と還御門は四脚門形式である。いずれも,軸部や組物などを波頭紋や雲紋の華やかな彫刻で飾っている。
阿蘇神社の社殿は,その構法や彫刻には,江戸時代末期の建築的特色がよく現れており,また,造営経緯や大工名も明らかであることから,高い価値が認められる。

棟名 楼門
員数 1棟
種別 近世以前/神社
時代 江戸末期
西暦 1849
構造及び形式等 3間一戸二階二重門、入母屋造、一階正面軒唐破風付、銅板葺
指定番号 2510
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20070618.0
所在都道府県 熊本県
所在地 熊本県阿蘇市一の宮町宮地
所有者名 阿蘇神社
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