旧門司三井倶楽部附属屋
三井倶楽部は、三井物産門司支店により、同社の接客、宿泊のための施設として建てられた。戦後の財閥解体のため、国鉄の手にわたり、現在、建物は北九州市の所有である。
建物は接客用の洋風の本館とこの背後に接続するサービス用の和風の附属屋からなっている。本館は木造二階建で、ハーフチンバー形式の派手な意匠になり、内部は一階に応接室、食堂、二階に寝室を配していた。附属屋には厨房や従業員の休息室などがある。
旧門司三井倶楽部は、洋風の本館と和風の附属屋がそろい、建物は全般的に保存状況がよく、本館のマントルピースやドアなどにアールデコ調の意匠がみられるなど、北九州地方における大正期の近代化を示す建物として価値が高い。
棟名 | 附属屋 |
---|---|
員数 | 1棟 |
種別 | 近代/文化施設 |
時代 | 大正 |
西暦 | 1921 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積187.1m2、一階建、桟瓦葺 |
指定番号 | 2237 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19900319.0 |
所在都道府県 | 福岡県 |
所在地 | 福岡県北九州市門司区港町7番地1号 |
所有者名 | 北九州市 |