旧志免鉱業所竪坑櫓旧志免鉱業所竪坑櫓

旧志免鉱業所竪坑櫓は,福岡市の東側に広がる糟屋炭田のほぼ中央に所在する。
艦船用石炭及び海軍工廠等で使用する工場用石炭の採掘施設として,第四海軍燃料廠(ねんりょうしょう)採鉱課(さいこうか)の計画及び設計に基づき,昭和16年から18年にかけて建設された。
旧志免鉱業所竪坑櫓は,竪坑櫓の中で最も発達した形式である「塔櫓巻型石炭等運搬用のかごを昇降させる巻揚機を櫓上部に設置する形式)」の竪坑櫓のうち,近代に建設されたわが国で唯一の現存遺構として貴重である。
また,わが国近代の鉄筋コンクリート造構造物の中で,地上47.6mという有数の高さを誇る高層構造物であり,近代建設技術史上,価値が高い。

棟名 旧志免鉱業所竪坑櫓
員数 1基
種別 近代/産業・交通・土木
時代 昭和
西暦 1943
構造及び形式等 鉄筋コンクリート造、建築面積二七〇・七一平方メートル、地上八階地下一階建、塔屋付
指定番号 2552
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20091208.0
所在都道府県 福岡県
所在地 福岡県糟屋郡志免町大字志免
所有者名 志免町
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