大雄寺庫裏

大雄寺は,黒羽城跡の所在する丘陵上に位置する曹洞宗寺院で,藩主大関家の菩提寺として庇護を受け,江戸中期から末期にかけて境内が整えられた。茅葺屋根の本堂や庫裏は,規模が大きく,平面形式などに古式をよく継承し,質も高い。また本堂の正面に総門を構え,禅堂とともに諸堂を廻廊で繋ぐという構成は,曹洞宗寺院伽藍の一類型を示している。地方小藩の菩提寺としての様態をよく伝えており,我が国の近世曹洞宗寺院伽藍の展開を理解する上で,高い価値を有している。

棟名 庫裏
員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸末期
西暦 1848~1851
構造及び形式等 桁行26.9メートル、梁間10.5メートル、一重、一部二階、入母屋造及び寄棟造北面下屋附属、茅葺及び銅板葺
指定番号 2663
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20170731.0
所在都道府県 栃木県
所在地 大田原市黒羽田町字黒羽山
所有者名 大雄寺
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