広島平和記念資料館

広島平和記念資料館は、広島市平和記念公園の中心施設であり、東西約82メートル、南北約18メートルの2階建一部3階である。昭和24年に実施された懸賞募集で一等入選した丹下健三ら4名の案により、丹下健三が実施設計し、26年2月に着工、30年8月24日に開館した。鉄筋コンクリート造で、特異な断面形状を持つ柱10本を弓形に二列配置した構造とし、2階の南北面には繊細な縦ルーバーを建て込み、日本的性格を付与している。
広島平和記念資料館は、広島平和記念都市建設法に基づき最初に着手された平和記念施設で、ピロティの造形やルーバーの意匠などに建築的特徴がよく示されている。国際的に高い評価を受けた最初の戦後建築であり、丹下健三の出発点となる建築として重要である。

員数 1棟
種別 近代/文化施設
時代 昭和
西暦 1955
構造及び形式等 鉄筋コンクリート造、建築面積1,351.06平方メートル、二階建、一部三階
指定番号 2489
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20060705.0
所在都道府県 広島県
所在地 広島県広島市中区中島町1番3号
所有者名 広島市
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