奥家住宅(広島県双三郡吉舎町)土蔵
奥家は江戸時代末期には庄屋を務めていた家で,広島県北東部の山あいに屋敷を構える。主屋は天明8年(1788)に建築され,江戸時代後期の当地方を代表する民家として昭和53年に重要文化財に指定されている。
土蔵は主屋の背面に建つ内蔵形式の土蔵で,棟札や普請文書により文化9年(1812)の建築とわかる。また主屋の周囲には明治前期に遡る附属建物も保存されており,中国地方山間部における上層農家の屋敷構成を伝える希少な遺例として価値があり,土地と併せて保存を図る。
棟名 | 土蔵 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/民家 |
時代 | 江戸後期 |
西暦 | 1811 |
構造及び形式等 | 土蔵造、桁行6.0m、梁間5.0m、二階建、切妻造、桟瓦葺 |
指定番号 | 2054 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20160725.0 |
所在都道府県 | 広島県 |
所在地 | 広島県三次市吉舎町敷地634番地 |