旧野家住宅(岡山県倉敷市児島味野)大蔵
野家は,江戸時代末期頃より塩田開発と新田開発を手がけて財をなした。
邸内は,中央に主屋,その前方に玄関棟と表書院が建ち,正面に長屋門と御成門を構え,北に内蔵などの土蔵群が並び建つ。主屋座敷部や表書院は,床・棚・付書院を備えた座敷とし,上質の材を用い,質の高い空間としている。
建設年代は,主屋が天保4年(1833)頃,門が同9年,玄関棟と表書院が嘉永5年
(1852)で,土蔵群が江戸末期から明治中期にかけて順次建てられた。
旧野家住宅は,独特な平面の主屋や意匠の優れた表書院など,雄大な規模を有する上層民家として,高い価値がある。また,屋敷全体の構成を良く留めており,江戸時代末期のこの地方を代表する民家のひとつとして,重要である。
棟名 | 大蔵 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/民家 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1868-1911 |
構造及び形式等 | 土蔵造、桁行16.3m、梁間7.9m、二階建、切妻造、本瓦葺 |
指定番号 | 2496 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20061219.0 |
所在都道府県 | 岡山県 |
所在地 | 岡山県倉敷市児島味野一丁目11番19号 |
所有者名 | 公益財団法人竜王会館 |