旧片山家住宅(岡山県高梁市成羽町)宝蔵

片山家は,江戸時代後期から鉱山町吹屋において,弁柄の製造及び販売を手掛け,当地を代表する商家となり,庄屋を務めた家柄である。
平面は,通りに面して主屋と宝蔵が並び建ち,主屋後方に米蔵などを連ねている。主屋は切妻造の平入で,正面外壁を海鼠壁とし,開口部に出格子を設けている。主屋主体部は18世紀末期に建てられ,文政13年(1830)までの増築を経て現在の屋敷構成となっている。
旧片山家住宅は,主屋及び附属建物による屋敷構成を良く保持し,江戸時代後期の商家として高い価値がある。また,弁柄の製造及び販売により繁栄した高梁市吹屋
重要伝統的建造物群保存地区における中核施設として,重要である。

棟名 宝蔵
員数 1棟
種別 近世以前/民家
時代 江戸後期
西暦 1751-1829
構造及び形式等 土蔵造、桁行3.0m、梁間4.9m、二階建、切妻造、桟瓦葺
指定番号 2497
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20061219.0
所在都道府県 岡山県
所在地 岡山県高梁市成羽町吹屋367番地
所有者名 高梁市
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