旧柏倉家住宅大工小屋
旧柏倉家住宅は,山形盆地西部の丘陵の麓,近くを最上川が流れる田園地帯に所在する。柏倉家は近世から近代にかけて紅花生産等で隆盛した豪農である。主屋は明治36年に現在の形に改修された。近世の上層農家の形式を継承した大規模住宅で,座敷の拡張や銘木による精緻な内装に近代の発展を示す。漆塗 や金箔 で荘厳 した仏間と室内を春慶塗 で華やかに飾る前蔵は上質な座敷蔵で,村山地方における屋敷構 えの特徴を示している。明治期の南東北地方における上質な農家建築として価値が高い。
棟名 | 大工小屋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 江戸末期 |
西暦 | 1842 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積一二八・三一平方メートル、鉄板葺 |
指定番号 | 2694 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20190930.0 |
所在都道府県 | 山形県 |
所在地 | 山形県東村山郡中山町大字岡字南八番地 |
所有者名 | 中山町 |