河本家住宅(鳥取県東伯郡琴浦町)味噌蔵及び米蔵
河本家は日本海沿岸の旧伯耆往還沿いにある旧家で、近世には大庄屋などの要職を務めた。
主屋は、豪壮な梁組をもつ貞享5年 (1688)建築の居室部と、数寄屋風で洗練された意匠の宝永4年(1709)建築の客間部で構成される。江戸中期の山陰地方における農家の住宅形式をよく伝え、かつ建築年代の明らかな民家としては山陰地方で最古に属し、貴重である。
主屋の周囲には、江戸後期以後に建てられた蔵などの付属建物が並び建ち、豪農の屋敷構えをよく留めており、高い価値が認められる。
棟名 | 味噌蔵及び米蔵 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/民家 |
時代 | 江戸後期 |
西暦 | 1806 |
構造及び形式等 | 土蔵造、桁行22.2メートル、梁間4.1メートル、一部二階建、切妻造、西面庇付、桟瓦葺 |
指定番号 | 2567 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20101224.0 |
所在都道府県 | 鳥取県 |
所在地 | 鳥取県東伯郡琴浦町篦津393 |