石谷家住宅一号蔵
石谷家住宅は,山林経営を主として営んでいた旧家の住宅で,大正8年から昭和4年にかけて屋敷全体の造営が行われた。
広大な敷地の中央に建つ主屋は昭和3年の竣工で,敷地内には, 主屋を中心に座敷や米蔵などが並び建っている。
主屋は,智頭地方特産の良質な杉材などの銘木を用い,高度な架構技術により宏壮な土間空間を創る大型の建物で,座敷の細部意匠も洗練されたつくりになる。
石谷家住宅は,優れた意匠をもつ大型の近代和風建築として重要であるとともに,質の高い土蔵などの附属屋や庭園がよく残り,豪壮な屋敷構えを伝えている点でも価値が高い。
棟名 | 一号蔵 |
---|---|
員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 大正 |
西暦 | 1920 |
構造及び形式等 | 土蔵造、建築面積五八・一八平方メートル、切妻造、桟瓦葺 附・棟札 一枚 大正九年四月 |
創建及び沿革 | 『近代和風建築智頭の石谷邸』(平成13年4月発行、調査は平成12年度に実施) 『鳥取県近代和風建築総合調査報告書』 (平成18年3月発行、調査は平成16,17年度に実施) |
指定番号 | 2551 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20091208.0 |
所在都道府県 | 鳥取県 |
所在地 | 鳥取県八頭郡智頭町大字智頭396番地 |
所有者名 | 智頭町、石谷樹人、石谷正樹 |