飯野八幡宮楼門

飯野八幡宮は,文治2年(1186)の草創と伝え,慶長7年(1602)に現在地に遷った。
重要文化財の本殿は,大型の入母屋造社殿であるが,元和2年(1616)上棟,延
宝2年(1674)と元禄16年(1703)の改造をへて,現在の形式になった。
若宮八幡神社本殿は本殿東にあり,一 間 社 流 造で,元和5年(1619)の建立である。本殿西の仮殿も,同型式で,寛文13年(1673)の建立である。
神楽殿は記録から元和9年(1623),楼門は万治元年(1658),唐門は元禄16年頃,土蔵造の宝蔵は17世紀前期頃の建立と考えられる。
飯野八幡宮の若宮八幡神社本殿ほか五棟は,江戸前期から中期にわたる一連の造営事業でつくられており,地方における社殿構成の変遷をよく示すものとして貴重である。
近世的な景観をよく維持しており,本殿とともに保存をはかる。

棟名 楼門
員数 1棟
種別 近世以前/神社
時代 江戸前期
西暦 1658
構造及び形式等 三間一戸楼門、入母屋造、銅板葺
指定番号 2140
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20021226.0
所在都道府県 福島県
所在地 福島県いわき市平字八幡小路
所有者名 飯野八幡宮
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