福勝寺求聞持堂
福勝寺は旧熊野街道に近い山中にある高野山真言宗の寺院で、古くから修験者の行場として知られている。
本堂は寄棟造、本瓦葺の三間堂で、内部の墨書から室町時代の建立であることがわかる。主要材の保存も良く、中世の標準的な三間堂として価値が高い。
求聞持堂は藩主によって建てられた祈祷所で、本堂に接続している。密教修法施設の江戸時代初期の例として貴重である。
棟名 | 求聞持堂 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/寺院 |
時代 | 江戸前期 |
西暦 | 1650 |
構造及び形式等 | 桁行9.6m、梁間5.2m、寄棟造、西面本堂に接続、本瓦葺 |
指定番号 | 2257 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19910531.0 |
所在都道府県 | 和歌山県 |
所在地 | 和歌山県海南市下津町橘本 |
所有者名 | 福勝寺 |