鬪神社中殿
鬪神社は,熊野参詣道の大辺路沿いに境内を占める神社で,元暦元年(1184)に紅白の鶏を闘わせて源平合戦を占った故事からかつては「鶏合権現」などと称された。
本殿をはじめとする社殿群は,6棟が一直線に並び建つ構成になり,その社殿形式や配置に熊野本宮の伝統形式をよく伝えている。各社殿の建立年代が明らかで,軸部の技法的特徴や細部意匠に地方的特色を備えており,紀南地方における近世社寺建築の展開を理解する上で,高い価値を有している。
棟名 | 中殿 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/神社 |
時代 | 江戸中期 |
構造及び形式等 | 四間社流造、銅板葺 |
指定番号 | 2658 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20170223.0 |
所在都道府県 | 和歌山県 |
所在地 | 和歌山県田辺市東陽 |
所有者名 | 宗教法人鬪鷄神社 |