鈴木家住宅(秋田県雄勝郡羽後町)主屋
前出の土田家住宅とは山一つ隔てた東側に位置する農家である。
前面に二階造りの中門、背面に土蔵が接続しているが、 これらは後設されたもので、当初は直屋であったらしい。 平面は非常に開放的で、上手の正面と側面に広縁を廻わす。 柱は丸刄の釿仕上げで、七尺間に立つ。 土田家住宅と共に秋田県下では最古の遺例で、民家というよりは在地豪族の住宅を思わせるところがある。
棟名 | 主屋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/民家 |
時代 | 江戸中期 |
西暦 | 1601-1700 |
構造及び形式等 | 桁行20.8m、梁間11.1m、寄棟造、中門 桁行9.4m、梁間6.2m、 入母屋造、茅葺、正面土庇附属、板葺 |
指定番号 | 1877 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19730223.0 |
所在都道府県 | 秋田県 |
所在地 | 秋田県雄勝郡羽後町飯沢字先達沢52番地 |