法隆寺聖霊院

現在野聖霊院は、平安時代建立の聖徳太子をまつる仏堂を、弘安七年(1284)に全面的に建て替えられたものである。
切妻造、妻入の正面に広庇を設けた構成で、組物は正面平三斗、側面出三斗、軒を二軒繁垂木として仏堂らしく扱っている。内部は前二間を外陣(礼堂)、後方を内陣、脇陣、後陣に区画する。内陣には厨子をつくりつける。
聖霊院は聖徳太子をまつる仏堂として建てられたが、その平面形式や外観は、寝殿造の対屋を彷彿させるものがあり、当時の住宅を知るうえでも貴重な建築である。

員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 鎌倉後期
西暦 1284
構造及び形式等 桁行六間、梁間五間、一重、切妻造、妻入、本瓦葺、正面一間通り庇付、 向拝一間、檜皮葺
指定番号 94
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 19010327.0
国宝指定年月日 19521122.0
所在都道府県 奈良県
所在地 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
所有者名 法隆寺
CATEGORY

文化財分類
ごとに探す