談山神社摂社東殿

談山神社は、藤原鎌足の墓塔と伝える十三重塔を中心とした旧妙楽寺と、大織冠(鎌足)の像を祀る本社の一郭及び摂社、末社等からなる(十三重塔と権殿<旧妙楽寺常行堂>は室町時代の建立で、重要文化財)。 本殿は中世以来の特異な形式を伝えるもので、三間社隅木入春日造、内部は四天柱を立て、周囲を化粧屋根裏とし、四天柱内を厨子状に造る。外部全面に華麗な極彩色や漆塗を施すが、当時の彩色雛形や漆塗手板が残っているのは珍しい。造替された旧本殿が摂社東殿(元和造営)、 末社惣社本殿(寛文造営)として残されており、細部の意匠や手法が比較できる。 神廟拝所は旧妙楽寺講堂で、塔の正面に建ち、類例の少ない配置になる。 その他の社殿もあわせて伽藍配置上神仏習合の特殊な例として価値が高い。

棟名 摂社東殿
員数 1棟
種別 近世以前/神社
時代 江戸前期
西暦 1619
構造及び形式等 三間社隅木入春日造、檜皮葺
指定番号 2021
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19770128.0
所在都道府県 奈良県
所在地 奈良県桜井市大字多武峰
所有者名 談山神社
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