旧松浦家住宅主屋
旧松浦家住宅は,横手市増田伝統的建造物群保存地区のほぼ中央に位置する。主屋は明治22年,後方の座敷蔵は明治36年の建築で,主屋から後方にのばすサヤと呼ばれる覆屋で座敷蔵を覆い,主屋と一体的な構成とする。
旧松浦家住宅は,主屋のほか,座敷蔵,米蔵ともに建築年代が明らかであり,伝建地区内で明治期に遡るこれら3棟が完存する唯一の遺例として貴重である。また主屋が当地方の伝統的な住宅形式をよく伝えるとともに,座敷蔵の装飾化や洋風の小屋組の採用などに,増田における住宅の近代的変容の端緒をよく示しており,価値が高い。
棟名 | 主屋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1889 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積224.41平方メートル、2階建、鉄板葺 |
指定番号 | 2653 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20170223.0 |
所在都道府県 | 秋田県 |
所在地 | 秋田県横手市増田町増田字七日町139番地 |
所有者名 | 株式会社あきた食彩プロデュース |