観心寺恩賜講堂
恩賜講堂は,昭和3年の昭和天皇大礼の際に,宮内省により京都御苑内で建てられた大饗宴場の下賜材を再利用して,同5年に観心寺境内に建てられた講堂である。設計は大阪の建築家の池田谷久吉による。内部は広壮な一室の講堂で,有職文様が描かれた二重折上格天井,シャンデリアや錺金物,布帛,壁紙といった下賜材が室内を華やかに彩っている。
観心寺恩賜講堂は,大饗宴場建設時の豪華絢爛な意匠と,短期間で効率的に建てるための様々な工夫を継承しながら,講堂として再構成したもので,我が国の近代における皇室建築の展開を理解する上で,高い価値を有している。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近代/文化施設 |
時代 | 昭和 |
西暦 | 1930 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積458.44平方メートル、背面便所附属、スレート葺 |
指定番号 | 2666 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20170731.0 |
所在都道府県 | 大阪府 |
所在地 | 河内長野市寺元 |
所有者名 | 観心寺 |