長命寺三仏堂
長命寺は、琵琶湖に面する長命寺山の中腹に境内を構える天台系寺院である。永正13年(1516)の兵火で伽藍を焼失し、現在の諸堂は、その後に再建されたものである。
三仏堂は天正年間(16世紀後期)の建立と考えられ、釈迦・阿弥陀・薬師の三尊を安置する。入母屋造、檜皮葺の屋根は勾配を強めて棟高を際立たせる。護法権現社拝殿は永禄8年(1565)建立で、三仏堂西に渡り廊下で繋がる。当寺開山とされる武内宿禰(たけのうちのすくね)を祀る本殿の拝所である。いずれも室町末期の兵火からの復興を示し、観音霊場巡礼寺院の伽藍を構成する建築として貴重である。
棟名 | 三仏堂 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/寺院 |
時代 | 桃山 |
構造及び形式等 | 桁行五間、梁間四間、入母屋造、一重、東面渡廊下附属、檜皮葺 |
指定番号 | 2725 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20210802.0 |
所在都道府県 | 滋賀県 |
所在地 | 滋賀県近江八幡市長命寺町 |
所有者名 | 宗教法人長命寺 |