毘沙門堂
毘沙門堂の創建、沿革については明らかでないが、堂内に祭られていた兜跋毘沙門天立像(重要文化財)は十世紀の作とされる木造の巨像であり、これによって、この堂の由緒の古さが知られる。
建物は寄棟造のやや大型の三間堂で、柱が太く堂々とした造りになる。細部の形も室町時代のおおらかな様式を示していて、岩手県下の中世仏堂の数少ない遺構として価値が高い。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近世以前/寺院 |
時代 | 室町後期 |
西暦 | 1467-1572 |
構造及び形式等 | 桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、向拝一間、鉄板葺 |
指定番号 | 2243 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19900911.0 |
所在都道府県 | 岩手県 |
所在地 | 岩手県花巻市東和町北成島 |
所有者名 | 毘沙門堂 |