俳聖殿
俳聖殿は、俳聖と称された松尾芭蕉の生誕300年を記念し、昭和17年、上野城跡の北部に建設された。施主は衆議院議員を務めた川崎克、設計指導は東京帝国大学名誉教授の伊東忠太である。
八角形平面の一階に円形平面の二階を載せた構成で、上層屋根は変形の宝形造とする。また柱や梁など主要部材には円形断面の木材を使用している。
俳聖殿は、他に例を見ない構成をもつ、大規模な記念建造物であり、伝統建築を基礎にしながら、自由な意匠を取り入れた独創的な造形になる近代和風建築として、価値が高い。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近代/文化施設 |
時代 | 昭和 |
西暦 | 1942 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積190.13平方メートル、二階建、檜皮葺 |
指定番号 | 2565 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20101224.0 |
所在都道府県 | 三重県 |
所在地 | 三重県伊賀市上野丸之内116番地 |
所有者名 | 伊賀市 |