小岩井農場施設玉蜀黍小屋(南東棟)
岩井農場は,明治24年に本格的な洋式農場を目指して井上勝により開設され,共同創設者の小野義眞,岩崎彌之助を含めた各々の頭文字から小岩井農場と命名された。指定された建物は,総務部門の下丸,育牛部門を置く上丸,飼料を生産する耕耘部門がある中丸の3つの地区に集中する。小岩井農場施設は,洋式農場を目指して設立された農場の基幹施設で,本部事務所や牛舎群,サイロや四階建倉庫など,時代毎の最新技術を積極的に導入し,改良を重ねた農場システムを示す一連の建物群が良好な状態で保存されており,我が国における近代農場の発展過程を知る上で重要である。
棟名 | 玉蜀黍小屋(南東棟) |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/産業・交通・土木 |
時代 | 明治 |
構造及び形式等 | 南東棟、木造、建築面積78.56平方メートル、鉄板葺 |
指定番号 | 2660 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20170223.0 |
所在都道府県 | 岩手県 |
所在地 | 岩手県岩手郡雫石町丸谷地 |
所有者名 | 小岩井農牧株式会社 |