財賀寺本堂内厨子
財賀寺は真言宗の古刹で、中世の遺構としては金剛力士像一対を安置する仁王門と、本堂内厨子が現存する。
仁王門は、最初、楼門として計画されたが、二階を造らず、柱上にのる三手先の縁腰組の上に寄棟造の屋根をかけ、一重の門として現在にいたっている。
本堂内厨子は、桁行一間、梁間一間で宝形造のやや規模の大きな厨子で、禅宗様によっている。
仁王門は柱、斗組、梁など当初部材の残存状況がよく、中世らしい堂々とした造りである。厨子は端正な禅宗様になる優品であって、ともにこの地方の中世建築の技法を知るうえで貴重である。
棟名 | 本堂内厨子 |
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員数 | 1基 |
種別 | 近世以前/寺院 |
時代 | 室町後期 |
西暦 | 1483 |
構造及び形式等 | 桁行一間、梁間一間、宝形造、こけら葺 |
指定番号 | 2236 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19900319.0 |
所在都道府県 | 愛知県 |
所在地 | 愛知県豊川市財賀町 |
所有者名 | 財賀寺 |