旧旭川偕行社
市立旭川郷土博物館として保存再利用されているこの建物は、陸軍第七師団が旭川に設営されたさいに、将校たちの社交場として明治三十五年に建設された。
木造二階建の規模の大きな建物で、一、二階とも前面をヴェランダとして各柱間を開放とする。正面中央には半円形ペディメント、半円形平面の玄関ポーチをつけ、また煉瓦積の煙突をたてアクセントとしている。内部は二階に大広間をもち、背面中央部に設けられた階段室、窓廻りに意匠をこらしている。
この建物は北海道における洋風の本格的なクラブ建築であり、意匠もすぐれている。
員数 | 1棟 |
---|---|
種別 | 近代/文化施設 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1902 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積844.09m2、二階建、鉄板葺 |
指定番号 | 2212 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19890519.0 |
所在都道府県 | 北海道 |
所在地 | 北海道旭川市四区一条一丁目 |
所有者名 | 旭川市 |