寶林寺仏殿
寶林寺は旗本近藤登之助が隠元の弟子独湛を招いて開いた黄檗宗寺院である。
仏殿は正面一間通りを吹放しとした五間×六間の堂で、床を瓦敷とし柱は几帳面を取った角柱に石製の礎盤を置き、板斗〓とするなど、黄檗宗独特の様式になる。方丈は軒をせがい造りとした、もと茅葺の建物で、平面が一般の方丈とは少し異なる。
仏殿、方丈とも黄檗宗建築の中では、宇治の萬福寺と並んで伝来初期の遺構として注目される。
棟名 | 仏殿 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/寺院 |
時代 | 江戸中期 |
西暦 | 1667 |
構造及び形式等 | 桁行五間、梁間六間、一重、入母屋造、こけら葺 |
指定番号 | 2119 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19810605.0 |
所在都道府県 | 静岡県 |
所在地 | 静岡県浜松市北区細江町中川 |
所有者名 | 寶林寺 |