旧吉真家住宅(旧所在 岐阜県吉城郡河合村)
床がきわめて低く、もとは居間が土座(1)と推定されること、 股柱(2)を五本も使っていることなどきわめてよく古風を伝えた農家である。平面や外観は富山県のものと、また構造は福井県のものと共通するところがあって民家の地域性が知られる。昭和四十六年飛騨民俗村に移築された。
(1) 土座 床板を張らず、土間の上に籾殻を敷き、その上にムシロを敷いたものをいう。
(2) 股柱 枝の分れを利用して高さのちがう桁や梁を二か所で同時に受ける柱。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近世以前/民家 |
時代 | 江戸中期 |
西暦 | 1701-1800 |
構造及び形式等 | 桁行13.9m、梁間9.4m、入母屋造、茅葺、南面下屋附属、板葺 |
指定番号 | 2034 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19770627.0 |
所在都道府県 | 岐阜県 |
所在地 | 岐阜県高山市上岡本町一丁目590番地飛騨民俗村構内 |
所有者名 | 高山市 |