旧川上家別邸表門
旧川上家別邸は,女優として活躍した川上貞奴の別邸として昭和8年に建築された。木曽川の雄大な景勝を望む広大な敷地に主屋を建て,庭園内に茶室を配し,北西側の苑路に表門を構える。
主屋は南寄りに玄関・広間部を建て,東側に仏間・客間部と田舎家部,西側に台所部を配し,全体としてV字形の平面を呈する。貞奴の滞在時の私的空間と多彩な接遇施設を併せ持ち,各室を雁行させた平面計画により採光や通風,眺望確保に配慮するとともに,自由な着想により数寄屋,中国趣味,農家風などと趣向の異なる意匠を大胆に使い分け,変化に富んだ外観と豪奢な室内空間を創出している。様々な伝統技法や工芸技術を駆使してまとめた,意匠優秀な別邸建築として価値が高い。
棟名 | 表門 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 昭和 |
西暦 | 1933頃 |
構造及び形式等 | 四脚門、切妻造、銅板葺 |
指定番号 | 2682 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20180817.0 |
所在都道府県 | 岐阜県 |
所在地 | 岐阜県各務原市鵜沼宝積寺町三丁目82番地 |