善光寺本堂

善光寺は、推古十年の創立と伝わる古刹である。現在の本堂は元禄十三年(一七〇〇)の炎上のあとの再建であって、別当慶運が浄財を集め、大工甲良豊前入道宗賀の設計によって宝永四年七月完成した。
桁行(側面)十四間、梁間(正面)五間のきわめて縦長の建物である。柱はすべて丸柱で、入側柱が高く、三手先組物で軒を支え、T字形の棟をもつ入母屋造屋根をかける。
善光寺本堂は、奥行の深い平面を持つ規模の宏壮な建物で、独創的な形状は、仏殿建築として一生面を開いたものと云える。その非凡な設計は川時代中期に於ける傑作である。

員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸中期
西暦 1707
構造及び形式等 桁行十四間、梁間五間、一重もこし付、撞木造、妻入、正面向拝三間、 軒唐破風付、両側面向拝各一間、総檜皮葺
指定番号 106
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 19080423.0
国宝指定年月日 19530331.0
所在都道府県 長野県
所在地 長野県長野市大字長野元善町
所有者名 善光寺
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