諏訪大社上社本宮摂末社遙拝所
諏訪大社は信濃国一宮として崇敬を集めた古社で,上社と下社に分かれ,上社は前宮と本宮よりなる。本宮は幣殿,拝殿など6棟が重要文化財に指定されている。境内には,安永6年(1777)の布橋,文政10年(1827)の神楽殿,弘化4年(1852)の勅願殿など,江戸後期から末期にかけて建てられた社殿群がよく残る。これらは,各々が独自性のある建築形態を有しており,幣殿,拝殿とともに上社本宮独自の境内空間の構成に欠かせない存在として高い価値を有している。また,各社殿はそれぞれの建築年代に応じた意匠をもち,近世における上社本宮の変遷と建築意匠の展開を如実に反映した社殿として,歴史的価値が高い。
棟名 | 摂末社遙拝所 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/神社 |
時代 | 江戸後期 |
西暦 | 1828 |
構造及び形式等 | 桁行一三間、梁間二間、切妻造、銅板葺 |
指定番号 | 2151 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20160209.0 |
所在都道府県 | 長野県 |
所在地 | 長野県諏訪市大字中州 |
所有者名 | 諏訪大社 |