本遠寺鐘楼堂

本遠寺は日蓮宗の本山に列する由緒寺院で、伽藍は和歌山藩主川頼宣によって造営されたが、幕末の火災で失われ、わずかに本堂と鐘楼堂のみが現存する。
本堂は桁行五間、梁間七間の大型の仏堂で、木割の太い優品である。日蓮宗の聖地身延地方にある江戸時代前期の本堂遺構として唯一のもので貴重である。
鐘楼堂は袴腰を付けず、柱を内転びとして一階を開放とする珍しい形式の楼造鐘楼で、規模が大きく、細部の絵様繰形などにみるべき点がある。

棟名 鐘楼堂
員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸前期
西暦 1650
構造及び形式等 桁行三間、梁間二間、楼造、入母屋造、桟瓦葺
指定番号 2175
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19860122.0
所在都道府県 山梨県
所在地 山梨県南巨摩郡身延町大野
所有者名 本遠寺
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