旧平田家住宅(山梨県北巨摩郡小淵沢町)
平田家は、江戸時代には名主をつとめてきた家で、その住宅は十七世紀後半頃の建築と推定される。
間口約二〇メートルの、茅葺の大規模な建物で、建築当初は非常広い土間と五つの部屋をもち、土間上部などには堂々とした梁組をあらわしていた。広い土間をもち、外廻りや部屋境に柱が一間間隔にたち、開口部が少ないことなど、古式な要素を多くもっていた。後世、土間部分に部屋を作るなどの改造をおこなったため、当初の姿が見えにくくなっているが、当初形式に復原することは可能である。山梨県下における十七世紀に属する古い民家として資料的価値が高い。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近世以前/民家 |
時代 | 江戸中期 |
西暦 | 1601-1700 |
構造及び形式等 | 桁行19.7m、梁間10.9m、入母屋造、東面土庇付、茅葺 |
指定番号 | 2226 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19890902.0 |
所在都道府県 | 山梨県 |
所在地 | 山梨県北杜市小淵沢町7761番4 |
所有者名 | 小淵沢町 |