永平寺僧堂
永平寺は道元が寛元2年(1248)に開創した曹洞宗の大本山寺院である。九頭竜川支流の永平寺川上流に位置し,谷沿いに広大な境内を占める。創建以来たびたび伽藍を焼失し,現在の堂舎は近世から近代にかけて整えられた。山門から中雀門,仏殿,法堂を一列に並べ,大庫院や僧堂と廻廊で連絡する。承陽殿は宗祖道元の廟所である。各堂とも規模雄大で,内部空間,細部意匠も優れ,永平寺大工らの力量が発揮されている。山中の自然環境と一体となった優れた境地を創出し,今なお禅宗伽藍の規範となる壮麗な堂舎群として価値が高い。
棟名 | 僧堂 |
---|---|
員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1901 |
構造及び形式等 | 桁行二六・六メートル、梁間二一・一メートル、一重、入母屋造、桟瓦葺一部銅板葺、西面下屋附属、銅板葺、仏龕付、西面衆寮附属、桁行一八・〇メートル、梁間一四・一メートル、一… |
指定番号 | 2696 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20190930.0 |
所在都道府県 | 福井県 |
所在地 | 福井県吉田郡永平寺町志比 |
所有者名 | 宗教法人 大本山永平寺 |