高橋家住宅(青森県黒石市中町)主屋

高橋家は,藩にも出入りした有力な米穀商で,黒石市街に店を構えている。
宝暦から明和年間に建設された主屋は,切妻造,妻入で,前面に「こみせ」を設け,津軽地方における基準的な商家として重要文化財に指定されている。
宅地奥に並んで建つ米蔵・味噌蔵と文庫蔵は,主屋と同じく江戸後期に建てられた。米蔵・味噌蔵は平屋建,切妻造,文庫蔵は2階建,切妻造,ともに土蔵造,平入で,前面に板壁で囲った庇を付けている。
これらは,主屋と一体となって屋敷構えを形成しており,商家の構成を知る上で貴重である。主屋や土蔵の建設を示す文書計5点も附指定として保存を図る。

棟名 主屋
員数 1棟
種別 近世以前/民家
時代 江戸後期
西暦 1751-771
構造及び形式等 主屋:桁行21.8m、梁間12.7m、一部二階、切妻造、妻入、東面こみせ・北面及び南面庇付、亜鉛引鉄板葺 追加指定(平成16年12月10日)米蔵・味噌蔵、文庫蔵
指定番号 1871
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19730223.0
所在都道府県 青森県
所在地 青森県黒石市大字中町38番地
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