瑞龍寺法堂

瑞龍寺は加賀二代藩主前田利長の菩提寺として建立されたもので、 仏殿(万治二年<一六五九>)、法堂(明暦元年<一六五五>)、総門(明暦頃)が重要文化財に指定されている。延享三年<一七四六>に山門と回廊の前半部分及びその脇にあった禅堂などが焼失したが、江戸時代後期にほぼ旧状の配置で再建された。 山門は創建時の大工山上善右衛門(加賀藩御大工)の後裔にあたる大工が建てたもので、禅宗様の手法になる三間一戸の二重門であり、古式な手法をもつ。 鳥蒭沙摩明王堂(旧禅堂)や高廊下、回廊は伽藍を構成する重要な要素である。当寺は大規模な曹洞宗寺院の中でも、整備された伽藍配置をもっともよく残すものの一つであり、伽藍全体として保存を図る必要がある。

棟名 法堂
員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸前期
西暦 1655
構造及び形式等 桁行十一間、梁間九間、一重、入母屋造、銅板葺、向拝 桁行二間、梁間一間、 一重、向唐破風造、銅板葺
指定番号 220
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 19280404.0
国宝指定年月日 19971203.0
所在都道府県 富山県
所在地 富山県高岡市関本町
所有者名 瑞龍寺
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