高照神社拝殿及び幣殿

高照神社は,弘前藩第4代藩主の津軽信政を祀る廟所が営まれたことに始まる。
東から鳥居,随神門,拝殿及び幣殿,中門,本殿が東西軸上に建ち並び,津軽信政公墓のある廟所は,本殿の約200m西方にある。
年代は,津軽信政公墓が宝永7年(1710),廟所拝殿が正徳元年(1711),本殿,中門が正徳2年(1712),拝殿及び幣殿が宝暦5年(1755)と判明する。
高照神社は,吉川神道に基づく独特な社殿構成であり,全国的にほとんど類例がなく,近世神社建築の展開の一端を示すものとして,高い価値がある。
本殿や拝殿及び幣殿は,規模と形式が充実し,装飾細部も優れ,各時期の造形をよく現しており,地方的特色を具備する重要な遺構である。

棟名 拝殿及び幣殿
員数 1棟
種別 近世以前/神社
時代 江戸後期
西暦 1715
構造及び形式等 拝殿 桁行七間、梁間三間、一重、入母屋造、正面千鳥破風付、向拝三間、軒唐破風付、こけら葺 幣殿 正面三間、側面二間、切妻造、正面拝殿に接続、こけら葺
指定番号 2480
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20060705.0
所在都道府県 青森県
所在地 青森県弘前市大字高岡
所有者名 高照神社
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