伊藤家住宅主屋
伊藤家住宅は,日本海沿いに広大な屋敷を構える新潟県屈指の廻船主の住宅で,明治20年の大火後に主屋などが再建された。
敷地中央に主屋,その北西に3棟の蔵を矩折れに配し,更に塀を延ばして北西からの強風や火災の備えとする。主屋は,平面形式や細部に上越地方の近世民家の特徴を備えつつ,接客部や台所の拡張,洗練された座敷飾,2階に多数設けられた居室などに,近代的発展の様相を示している。敷地内には,大火を免れた江戸時代末期の土蔵などの附属建物も多数保存され,明治期までに整えられた屋敷構えを良好に伝えている。地方的特色を備えた,大規模で上質な近代住宅として高い価値を有している。
棟名 | 主屋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1892頃 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積532.99、二階建、桟瓦葺、東面板塀附属、板葺 |
指定番号 | 2690 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20181225.0 |
所在都道府県 | 新潟県 |
所在地 | 新潟県糸魚川市大字鬼舞字屋敷付410番地 |