木村産業研究所
木村産業研究所は、地域の産業振興を目的として弘前市街に昭和7年に建築された。設計は、世界的に著名な建築家ル・コルビュジエのアトリエに勤めた前川國男(まえかわくにお)である。
白い壁と水平に連続する窓で均整のとれた外観をつくり、バルコニーやピロティ、曲面に張り出した外壁等で変化をつける。内部はガラス窓を多用し、玄関ホールに吹き抜けを設け、天井を赤く塗るなど、明るく開放的で、かつコントラストの強い空間を構成する。ル・コルビュジエが示したモダニズム建築の概念を体現する、我が国最初期の建物として価値が高い。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近代/商業・業務 |
時代 | 昭和 |
西暦 | 1932 |
構造及び形式等 | 鉄筋コンクリート造、建築面積二九〇・八七平方メートル、二階建、鉄板葺 |
指定番号 | 2722 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20210802.0 |
所在都道府県 | 青森県 |
所在地 | 青森県弘前市大字在府町六一番地 |
所有者名 | 一般財団法人木村産業研究所 |